ボイスレコーダーで証拠を確保しようと四苦八苦
以前の日記に書きましたが、最初は防犯カメラで記録を撮ろうと試みました。
でも、色々あって断念し、その後は身動きが取れない状態が続きました。
しばらく経ってほとぼりが冷めて、次に目をつけたのがボイスレコーダー。
もう家で検索するのは危険だからと、朝会社についてからの少しの時間を利用して探しました。
いつもと違う動きをしていることを、少しでも悟られてはいけません。
もの凄く勘が鋭い人なので、ちょっとした異変から気付かれてしまうからハラハラします。
何日間か調べてみて、ペン型のものも良さそうだと思いましたが、お値段の関係でNGです。
ペン型のものは7千円とかそれ以上だったので、予算オーバーしてしまいます。
もし購入できれば、置いておいても不自然にならないと当初は本気で思っていましたが、今考えると近くにあるからと使われてしまうと気づくかもしれませんね。
そんな想像をするだけでも身震いがします。
結局3千円を少し超える程度のものを入手し、その時に備えました。
いつも自由になる時間がほとんど取れないのになぜ購入できたのかというと、会社でちょうど家電量販店に行く用事ができたからです。
あらかじめ調べておいたので、購入にはほとんど時間はかかりませんでした。
手に入れた当日、夜ごはんが終わってお皿を洗っている時、いつものように夫が息子を怒なり始め、私はチャンスとばかりに二人の傍に移動しました。
いつもなら、怒ることに夢中なので私の行動なんて気にしないのに、この日だけは何故か気にして、キレながら
「何?!!!」
っと言ってきます。
私はしどろもどろになりながらも
「いや、どうしたのかなと思って・・・」
と言いますが、内心はヒヤヒヤです。
えっ?何かバレるようなことしちゃった?
不自然だったかな。
そんな風に考えてしまい、頭の中でその時の言動を思い出していました。
夫はイライラして
「こっちは今大事な話してるんだから、邪魔するなよ!!!」
とかなりヒートアップしていて、その様子に恐怖を感じます。
夫が何か言いたそうにこちらに歩み寄ってきて、私は思わず後ずさりしながらポケットの中のボイスレコーダーを握りしめました。
スタートボタンの位置は分かっています。
これを押せば証拠を残せるかもしれない。
今度こそ、抜け出すきっかけを作れるかもしれない。
そう考えた時、夫の携帯が鳴りました。
タイミングがタイミングだったので、私の心臓はもうバクバクです。
緊迫した状況だったので、その音に飛び上がりそうになりました。
電話の相手は義父でした。
一気に力が抜けてその場に座り込む私。
取り合えず助かった、と安堵する息子。
せっかくボイスレコーダーを入手できても、証拠を残すのは簡単ではありませんでした。
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