小2の息子に「家に帰ってくるな」という夫

ある日、息子が家で宿題をしていたら、その字が汚いからといつものように怒り始めた夫。

そばで聞いていて、小学校低学年の男の子なんて、みんなそんなもんでしょ、と思っていました。

でも夫は、息子が周りから尊敬(?)されるくらい立派でなければだめなので、些細なずれも許しません。

その日はちょうどテストが返ってきて、隠しておきたかったようですがランドセルの中を見られてしまって見つかってしまいました。

このブログを長く見ている方はご存知かと思いますが、まず100点以外は受け付けません。

その時の点数は80点くらいで、夫の理想からはかけ離れています。

なぜそんな間違いをしたのか?

どう考えてこんなミスを犯したのか?

詰め寄られたって、息子の頭の中には答えなんてありません。

分からなかったから間違えたんでしょ。

夫は小学校の問題で分からないところがある奴は余程のばかだと公言していますので、我が息子がそれに入るのが許せないのです。

小一時間問い詰められてヘロヘロになった息子は、夫が「○○なんだろ?」と言ったのを復唱するようにして、その場をしのごうと考えました。

それを聞いた夫は「ほらなっ!」と勝ち誇ったように言って、それからマシンガンのように更に責め立てました。

自分ははじめから息子が間違った理由を分かっていると言わんばかりに。

いつも夫は自分が思っている通りの答えが返ってこないと延々とお説教を続けるので、息子も学習したのか最初から夫が求めている答えを探して言うようになってしまいました。


このようなことは、いつも私が仕事に行っている間の出来事。

後から息子に聞くのです。

帰宅して二人の時間が少しだけできた時、いつもこっそりと教えてくれました。


夜ご飯を食べていると、夫がまた蒸し返してきて「こいつは本当にダメだ」と言いました。

息子だって散々言われて落ち込んでいるのに、何もご飯中に言うことはないじゃないかと私も怒って言い返しました。

そしたら「もうお前らのことなんて知らねー!!!」と怒り狂い、息子に「明日から家に帰ってくるな!」と怒鳴りました。


はっ?!

それじゃ、あなたが出ていけば良いでしょう?

私たちだって、あなたとはもう暮らしたくない!!!

 

・・・そう思っているけれど言えません。

そんなことを言ったら息子が殴られるかもしれない。

目の前にあるグラスが飛んでくるかもしれない。

暴れてテレビやパソコンが壊されるかもしれない。

怖くて言えないダメな母親です。


その日は何とかなだめて早く普通の空気になるようにと頑張りましたが、次の日の朝夫は息子に言いました。

「今日から学童行って来い」

今日からなんて不可能です。

手続きとか色々あるので、どうしても何日間かはかかってしまうのです。

しかも私が働いているので手続きにも行けないし。


それからは早く帰ってくると何も落ち度はないのに完全無視されたり嫌味を言われたり、時には暴力で殴られたりすることがあったので、息子も学童に行きたいと言い出しました。

夫は息子との関係がダメな時には完全拒絶モードに入りますので、全く受け付けなくなります。

このままでは息子がダメになる、そう思って急いで学童に申し込みました。


仕事が終わり、急いで学童の場所まで走る日々。

本当に大変でした。

でも、出迎えてくれた息子は楽しそうでほっとしました。


二人で手をつないで帰る日々。

学童に行き始めたのは秋が深まって少し肌寒い頃のことで、少しでもこの落ち着ける時間をのばしたくて二人ともゆっくりと歩きました。

途中に公園があるのですが、こっそりブランコで遊んで帰ることもありました。

そのブランコから綺麗なお月さまが見えて、なんだか余計に悲しかったのを覚えています。

息子の横顔も辛そうだったので、直視することができませんでした。

 

 

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