悪夢の始まり

結婚5年目のある日、夫が体調を崩しました。

その頃は仕事が忙しくて多少の無理をしていたので、まとまった休みを取れずに1日か2日休んで少し復活して出社し、再び体調を崩すの繰り返し。。。

 

責任感の強い人だったので、何日も休むことにためらいがあったのでしょう。

そうこうしているうちに本格的に出社できなくなり、起き上がるのも難しい状態になってしまいました。

 

今ではメジャーになっているので知っている人も多いかと思いますが、その頃はあまり知られておらず、言っても分からないだろう「自律神経関連」。

 

我が家は共働きで、朝私が息子を保育園に送り届けて帰りに引き取り、その足で買い物をしてから急いで料理を作る日々。

 

夕飯の支度をしながらふと夫の方を見ると、横になったまま全く動かないこともあれば、起き上がって息子をあやす日もあり。

 

その頃の息子といえば、まだ2歳。

何も分かっていないような、少し勘付いていて様子をうかがっているような。

 

そして段々と雲行きが怪しくなってきたのは3歳を過ぎた頃でした。

相変わらず体調不良の日が多かった夫は段々とイライラするようになり、息子も些細なことで怒鳴られるようになりました。

 

賃貸の集合住宅では騒音問題が多発していることも知っています。

だから、息子には足音がならないように小さい頃から言ってきかせました。

何度も言ったので、年齢の割に静かに歩くと皆に驚かれるくらい。

 

それでも時折フローリングで音が鳴ってしまい、物凄い勢いで怒られます。

歩き方がまだぎこちないから。

気をつけていても、100%上手にやることができません。

 

ふすまを閉める音もそう。

基本的にはそーっと閉めていますが、最後の一瞬だけ気を抜いてしまって音が立ってしまったり。

 

いつもイライラする夫に怯えて手がぶれてしまって、ジュースをこぼしたこともありました。

 

日々の些細な失敗で激しく怒られるようになった息子は段々と自然に笑うことができなくなり、常に顔色を窺う日々が続きました。

  

 

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