離れても続くートラウマとの闘い
モラハラされた側は、落ち着いた気持ちを取り戻すまでに時間がかかります。
せっかく離れたのに罪悪感が芽生えたり、一人になった夫を可哀そうに思ったり。
比較的落ち着いている時でも、一定間隔で「私にも悪い所があったのではないか」という気持ちがわき起こってしまいます。
家族と離れた夫は寂しいだろうな、なんて。。。
どこまでバカなんでしょうね。
それでも、以前のような状態に戻りたいというわけでもありません。
平穏に過ぎる毎日がとても愛おしく感じます。
息子もそう。
叩いたり急に怒鳴ったりする父親が居なくなって、伸び伸びとしています。
以前は地獄のような日々だったと言っていましたから、たとえ母子家庭であっても今の方が良いのでしょう。
旦那の仕打ちが酷くなってきた頃、息子は言いました。
「ぼく、危険を感じたらどこに行ったら良い?」
つまり、怪我をさせられるような危機が迫った時、どこに逃げ込めば良いのかということです。
私は少し考え込んでしまいました。
いきなり「助けて」と訴えたところで、周囲の人は相手にしてくれるでしょうか。
息子も、小さいなりに色々と考えていて。
ベランダ近くで追い詰められたら、ベランダに出て叫ぼう、とか。
玄関の近くだったら、靴もはかずに裸足で階段を駆け下りよう、とか。
その途中に捕まった時のことを考えて、恐怖を感じることもあったようです。
そうそう。
子供110番のお店やお家もしっかりとチェックしたようです。
だから。
今の生活は天国。
たとえ、生活保護の人よりも家計が苦しいんじゃないの?というレベルでも。
現在モラハラ被害を受けている人がいたら、伝えたいです。
諦めないでほしい。
あなたにも幸せになる権利はあるんです。
そして、それを邪魔する権利はモラ夫にはない。
一日の終わりに、笑って話をしながら一緒にご飯を食べて。
テレビを見てまた笑って。
時々はスーパーで買ったスイーツを楽しんだり。
思い切ってamazonプライムに入ったので、一緒に映画を見ることもあります。
今はそんな日々が愛おしい。
ずっと続きますように、と願わずにはいられません。
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