地獄の日々
小学校に上がった頃から、夫の息子への仕打ちはより酷くなりました。
保育園の頃は遊びがメインだったので、小学校に上がるまではろくに鉛筆も握ったことのなかった息子。
けれど、小学校に入れば、ひらがなを書かなければなりません。
それと同時に簡単な漢字も。
家で練習を始めましたが、最初はミミズがのたくったような字。(;^_^A
仕方がありませんよね・・・。
それを見て、私なら
「ここはもっとこうした方がいいんじゃない?」とか
「こうするとキレイに見えるね」とか言うのですが。
夫は少しでも姿勢が崩れたり、鉛筆の持ち方が悪かったり、筆圧が弱くなったり、字がくねってしまうと、その都度厳しく指摘して直させていました。
でもね。
姿勢や持ち方などは、私から見ると気付かないレベルです。
むしろ、よく気付いたねーと感心するくらい。はっきり言って難癖。
それを逐一直させて、夫が満足できるレベルまで強要するものだから、息子の宿題はなかなか終わりません。
ひどい時には夕飯の時間になっても終わらず。
そのまま説教されながら夜の12時を回るころまで続く・・・。
こういう時、息子は眠気を我慢して必死に書くわけですが。
どうしても欠伸が出てしまいます。
それを見つかっては叩かれ、字の形が悪いと叩かれ。
言葉にするとサラっとした感じになりますが、実際は壮絶です。
本当に地獄のような日々でした。
夕飯の時間になる頃、いつも私は一応声をかけるようにしていました。
答えはもちろん分かっていましたが。
「今何やってるか分からない?!」←威嚇するような口調
分かっていますとも。
えー、十分に分かっていますとも。
だからこそ、中断させたくて声をかけるんです。
けれど食事休憩をとることは許されず、夜遅くまで続くのです。
もうこんな時間になったら食べないでしょう、という時間になってようやく終わる宿題。
低学年の宿題でここまでしますか?
息子も私も(私の場合は精神的に)へとへとの状態で脱力していると夫が「メシは?」。
息子はこの頃から変わってしまいました。
心の底からあまり笑わなくなりました。
小さい頃は屈託なく笑って、いつも機嫌の良い子で、皆に「ご機嫌だね」って言われてたのに。
時々二人で外出すると、帰宅するのを嫌がるようになりました。
あの頃もっと真剣に向き合っていたら良かった。
息子の心の傷を軽くできたかもしれない。
もう少し頑張れば状況が変わるだろう。
夫の病気も良い方向へ向かうだろう。
そう思いたかった。
だけど、そう考えた私は間違いでした。
甘かった。
もっともっと酷くなることも知らずに。
息子には長い間我慢を強要してしまいました。
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