舌打ち、ため息、そして鬼電(前半)
モラハラをする人って、共通点がたくさんありますよね。
舌打ちやため息。
ドアの開け閉めで大きな音を立てる。
足音を立てるなどがよくあるらしいです。
最近では経済モラハラも有名になりつつありますね。
うちの旦那は、気に入らないことがあるとこれ見よがしのため息をつきます。
まるで、「俺の不機嫌に気付けよ」と言っているみたいに。
そういう時は触らぬ神にたたりなしということで、なるべく距離を開けるのですが、
息子君は幼さ故に寄って行ってしまいます。
それで思わぬ攻撃を受けて、ヘコまされるのです。
スイッチが入る瞬間は本当に誰から見ても明らかで(と言っても部外者には見せないけど)、目つきが鋭くなって据わっているので、恐怖以外の何ものでもありません。
あっ、今スイッチが入った!
瞬間的に背筋が凍り付くような感覚。
この瞬間から、一瞬たりとも気を抜けません。
全て夫の気に入るような状況にならなければ、激しい攻撃や虐待が待っています。
だから地雷を踏まないように息を殺して生活するわけですが。
息子君には、ほんの一瞬前まで楽しく話していたのに急に機嫌が悪くなるなんて、読めっこありません。
「ねぇねぇ、おとうさん~」
無邪気に話しかける息子。
でも夫は既にスイッチオンの状態なので、
「うるせーな! 宿題はやったのかよ!」
だって、数分前まで仲良くオンラインゲームの話をしていたんですよ。
だから息子だって、「これ見て~」ってなるわけです。
そこで初めて気づいて「えっ」となり、そそくさと離れて勉強を始めます。
勉強をしていると近づいてきて、わざわざ難癖をつけてやり直しをさせて、
それでも一生懸命にこなそうとする息子に急に怒鳴りつけては叩くを繰り返す。
何でそんなひどいことをするんだと聞いたら、
息子がやってることは夫の求めるレベルには到底達していないんだそうです。
バカだから、怒らないと直らないんだそうです。
モラハラ夫って、自分以外の人にはめちゃくちゃ厳しいんですよね。
自分にも厳しくしている風に装っていますが、本当に厳しいのは他人への目です。
不条理だ、不条理だと思いながらも、「良い所だってある」と自分に言い聞かせる日々。
でもね、今ならハッキリと言えます。
多少の良い所があるからといって何なんだ。こんな酷い仕打ちをしておいて。
プラスマイナスで言ったら、大きなマイナスじゃないか。
可哀そうなんていう同情も要りません。
可哀そうだと思っている時点で、既にマインドコントロールされていると思ってます。
あの頃は私もされてたんだけど。
日常生活では家の中だけでなく、外出していても厳しいコントロール下にあるわけで。
その一つが鬼電です。
外出時は夫と離れられる唯一の時間なので、息子も私も何も気にせずリフレッシュしたいところですが、現実はそうもいきません。
何かちょっとした用事があって電話をかけてきて、それに私が気づけないともう大変です。
そこから間をあけず、何度も何度も何度も・・・。
履歴を見るとモラハラ夫で覆いつくされているくらいの勢いでかけられます。
音が聞こえにくかったり、お会計をしていたり。
気付けないことってありますよね。
でも気づけないと後でひどい目にあうので、私は恐怖心から数分に一度は携帯をチェックするのがクセになりました。
しかも、履歴が残っていると血の気が引いたような感覚に陥り、心臓をバクバクさせながら折り返します。
夫婦って何なんでしょう。
ここまで他人を苦しめるモラハラって何なんでしょう。
(長いので後半に続きます)
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